鹿児島のメダカおじさん

30歳になったのを機に、南国鹿児島で三色メダカの繁殖に挑戦するおじさんのブログ

メダカの飼い方(室内編)

適当でも飼えるのがメダカの良さ

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メダカとはどういう生き物か?

という項目に関しては省きます。

 

まずはメダカを飼う前に水槽を用意して下さい!

 

これは絶対です。

逆は許しません。

理由としましては人間に置き換えるとカンタンです。

引越しをするときは誰だって新居を用意してから移動しますよね?

家も決まっていないのに家財道具と一緒に新天地に行く人はいないと思います。

メダカも同じでまずは家を決めてあげましょう。

 

水槽は何が良い?

メダカのお家を決めましょう。

犬や猫が室内や屋外と人間の住宅事情によって飼い方が変わるように、メダカも人間の都合で飼う場所を決めても構いません。

人間の都合で動物を振り回すなんて残酷?

そう思ったあなたはペットを飼うのは難しく、辛い思いをするのでやめておきましょう。

ちなみに今回は室内飼いを前提とした記事になります。

 

屋外編はこちらで↓

aquarium-kagoshima.hateblo.jp

 

準備をしよう

水槽

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室内で買う場合は透明な水槽を用意しましょう。

10~20匹くらいであれば上記のような小さなものでも構いません。

こういったセットには濾過フィルターや砂等も含まれているので後はメダカを用意するだけと非常に便利です。

ただし安いセット水槽にはライトが付属していない場合が多いですので、部屋が暗かったりする人は別途で照明を買いましょう。

もしくはもうチョイ高いセットなら照明も付いてますし、水槽自体がランクアップします。

 

 

たくさん飼いたいのであればなるべく大きな水槽を用意したほうが良いのは間違いありません。

しかしそうなると敷居も高くなるし維持も大変ですよね。

ですので最初は幅20~30センチくらいものもをオススメします。

これより小さいとメダカもストレスになりますので、このサイズでも無理という方は室内飼いを諦めて下さい。

 

底砂

水槽の底に敷く砂になります。

水槽の大きさに合わせて必要な分量を用意して下さい。

セットに入っていない場合は大磯砂を購入しましょう。

田砂やソイルといったものも売られてはいますが、最初であれば大磯砂がオススメです。

 

濾過

上記のようなセットを買えば濾過機は付いてくるので別途で用意する必要はありません。

もし既に持っている水槽がある場合は下記のようなものを買ってください。

水槽のサイズによって必要な能力が変わりますので商品の説明欄をよく読みましょう。

 

・外掛け式

初心者向けの定番かつセットものにもよく付属しています。

メンテナンスも容易ですので「濾過とかよく分からん」という人にオススメ。

 

・投げ込み式

 

いわゆるブクブクですね。

私のオススメはこの水作エイトと水心の組み合わせです。

抜群の濾過能力を誇りますが、デメリットとして水槽内での存在感も抜群と言うこと。

底砂を大磯砂にして水作エイトを埋めるように設置すると濾過能力も向上し、かつ目立たなくさせることが可能です。

 

・底面式

私が一番オススメするのはこの底面式です。

先述した底砂をろ材に使う圧倒的濾過能力。

一番のメリットは稚魚が生まれた場合にフィルターへ吸い込まれないことでしょう。

外掛け式にも吸い込み防止のスポンジが付いてはいますが、気休め程度なので残念ながら吸い込まれます。

底面式にはその心配がないのが良いですね。

デメリットとしては一度水槽を用意したらメンテナンスが出来ないことです。

しかし飼育初心者の方々はそこまでメンテナンスをしないと思います。

底砂を大磯砂にして欲しいのはこの底面式と組み合わせる為です。

大磯砂+底面式であれば相当長いこと維持できます。

 

・外掛け式+底面式

「底面式を薦めてるけどセット水槽には外掛け式が付属してるんだよなぁ」というアナタに朗報。

なんと、この二つは合体することによってパワーアップするのです。

合体して強くなるなんて男の子心をくすぐるではありませんか。

ただし注意点。

外掛け式に対応した底面フィルターがありますのでなんでも買えばいいというものでもありません。

店員さんに外掛け式を底面式と繋げたい旨を伝えましょう。

そうすれば適応したフィルターを教えてくれます。

 

水草

絶対に必要というわけではありません。

しかしあると見栄えもしますね。

ただし伸びたらカットしないと汚くなりますし、メダカの泳ぐスペースが減ってしまいます。

そうするくらいなら水草は入れなくても問題はありません。

もしくは人工水草も最近は綺麗なのもありますので検討しても良いでしょう。

 

本物の水草が良ければ

・マツモ

・アナカリス

・カボンバ

・セキショウモ

あたりがオススメです。

栄養素の無い底砂でもそれなりに育ちます。

春~夏になるとホームセンターなどで『メダカの水草セット』と称してマツモと浮き草が販売されていたりします。

こういったのを利用しても良いですね。

 

その他備品

・餌

何でも良いです。

お店に売ってる一番安いので構いません。

 

・網

メダカをすくう時に使います。

 

・バケツ

水を汲むときに使います。

100円ショップのもので良いです。

 

 

・ポンプ

お掃除に使います。

100円ショップにも売ってます。

 

 

・ヒーター

 買わなくても良いです。

でもあるとメダカさんが冬場も元気いっぱいになります。

水を入れよう

道具は揃いました。

水槽を安定した台に置き、濾過機をセットし、底砂も入れる。

そして水道水で良いので水を入れます。

水を半分くらい入れてから水草を植えると作業がし易いです。

水を張ったら濾過機の電源を入れてそのまま数日放置して下さい。

それで水道水のカルキは抜けます。

本当はちょこっと手を加えてバクテリアを増やしておきたいのですが、最初はそこまで気にしなくて良いです。

メダカはそんなに弱い魚でもありませんので。

 

長かったな!いよいよメダカ様を迎え入れよう!

ちなみにどんなメダカを飼いたいかは決まってますか?

オススメは?

オススメなんてものはありません。

皆様がショップで見て「このメダカがいい!」と思ったものを選びましょう。

ただし値段はピンきりです。

クロメダカ、ヒメダカ、アオメダカ、シロメダカがどこにでも売ってる基本の種になります。

大体100円前後/匹

野生のメダカを川等で捕まえるというのもアリですが、場所によっては禁止ですし絶滅危惧種というだけあって見つからない場合も多いです。

 

上記の4種以外で手に入り易いのは楊貴妃メダカ、幹之メダカ、ダルマメダカあたりでしょうか。

他にも数百種類と存在するのですが、通常のペットショップでは扱っておらず、メダカの専門店での購入になります。

価格も数百円~数千円、モノによっては数万円します。

 

「メダカの値段じゃない!!」

 

いいえ、これがメダカの値段なんです。

 

オススメは無いといいましたが、ちょっと良いメダカを育てたいなら楊貴妃はオススメです。

ヒメダカよりも色が濃く、水槽でも映える種になります。

価格は安いところで300円くらいでしょうか。

 

ちなみにメダカは増えますので一気にたくさん購入する必要はありません。

5匹でも買えばオスメスが混ざるので良いのではないでしょうか。

 

焦るな!まだ水槽に入れてはいけない!

ここまできたらあと少しです。

しかし焦ってはいけない。

メダカのためにもう少し手間をかけましょう。

水あわせを行います。

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アクアリウムのブログやペットショップでこんな光景を見たことありませんか?

これは新しくやってきた生き物が入っている袋の中と水槽の水温を合わせている作業です。

ですので水あわせではありませんが買ってきたら袋を水槽に30分くらい浮かせておきましょう。

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その後、備品で購入したバケツにメダカと袋の水を移します。

ここで水あわせとするのですが、一番いいのは点滴の要領ですが、メダカ初心者には難しいかもしれません。

ですので紙コップ等の水槽の水を汲むことの出来る小さな容器を使います。

10分に一度、水槽の水を汲んでメダカの入っているバケツに入れてください。

それを一時間ほど繰り返します。

そうすればもう水槽とメダカの水がほぼ同じになりました。

 

備品として購入した網でメダカをすくって水槽へ入れましょう。

バケツの水は水槽へ入れないで下さい。

 

あとはメダカを可愛がってください

長かったですね。

こちらも久々に長文を書いて疲れました。

 

最後に餌です。

1日2回与えましょう。

一度に与えて良い量は1~2分で食べきれるくらいです。

メダカの大きさや数によって変わりますのでそのあたりは試行錯誤してみてください。

水槽にヒーターを設置しない場合は冬場の餌やりは1日に1回でも大丈夫です。

 

 

水槽の掃除やメダカの繁殖等まだ説明したい事がありますが、それはまた別の記事で。

 


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