発酵式CO2添加装置を自作
いきさつ
水草水槽を立ち上げたわけではないのですが、植えたなら試してみたいのが二酸化炭素の添加である。
自作している人の大半が理由にしている通り、既製品は高い。
手間と調整の不便さはあるものの、実験やDIYが大好きな人間としてはペットボトルの自作添加装置を作るしかありません。
実際に作ってみた
蓋の加工
まずは飲み終えた炭酸飲料のペットボトルを用意して下さい。
それ以外は駄目!というわけではありませんが耐久性に不安が残ります。
そのボトルの蓋に
このようなジョイントが入る程度の穴を開けます。
ドリルでなくても錐のようなものでカンタンにあきます。(私は釘と金槌であけました)
開いた穴は小さいと思いますので、ドライバーなどでグリグリして大きさを調剤して下さい。
すんなり入るよりはキツめくらいが丁度いいです。
ジョイントは内圧の関係で内側から差し込む方が良いという意見も有りますが、個人的にはどちらでも問題はありません。
私はこのように取り付けていますが発酵の圧力で飛んだことはございません。
差し込んだ後は接着剤で固めて下さい。
ここまでくれば自作式添加装置は80%完成したようなものです。
中身を作る
用意するもの
・砂糖 100g
・水 400cc
・ドライイースト 1~2g
上記の3つをペットボトルに入れるだけです。
入れたらよく混ぜてください。
ゼラチンだの重曹だのといろんなバリエーションはありますが、初心者は基本のセットでやってみましょう。
youtubeなどを見て他の人より泡の出方が激しいと思ったら上記のようなものを混ぜるといいです。
そして完成
あとは上記で作ったものを合体させるだけです。
キャップに付けたジョイントに下記のものを取り付けましょう。
逆流防止バルブは必須というわけではありませんが、高いものでもないので取り付けておくと安心です。
あとは好みの場所に設置しましょう。
ペットボトルがダサい!と思う方はチューブを長くして隠すのも手です。
長くしすぎてもある程度までなら問題なくCO2は添加されます。
ちなみにコーラとかだと色合い的に変ですが、カルピスソーダならあまり違和感を感じず、知らない人が見たらジュースを水槽に送り込んでいるように見えることでしょう。
だからどうしたといった感じではありますが。
ちなみに冬の間はタオルを巻くか、100均でペットボトルの保温ホルダーを買ってきて装着させるとよいです。
水槽内の設置する場所は発生した気泡がフィルターの水流に乗るよう調整してあげて下さい。
その方が良い!とまでは言いませんが、個人的には効果が大きくなっているような気がします。
発酵式はペットボトルの中身が役目を終えるまで24時間CO2を添加し続けます。
昼間は植物が光合成を行っているので問題はありませんが、夜間は植物も呼吸のみです。
魚などの生体がたくさん入っている水槽で使用する場合は様子を見て、必要なら夜間は取り外すかエアレーションをしてあげてください。
水草に必ずしもCO2の添加は必要ではないのです。
しかし添加すると目に見えて成長がよくなり鮮やかになります。
試しに自作してみて今までとの違いを検証するだけでも楽しいのでオススメです。