街中の川には外来種
鯉が泳いでいるのかと思いきや・・・・・・
昨日鹿屋市街地を歩いたついでに川を覗き込んでみました。
市街地を流れる比較的大きな川なのですが、そこには大型の魚が泳いでいました。
街中を泳ぐ魚といえば鯉かなと思いきや・・・・・・
思いきや・・・・・・
全部ティラピアだコレ!!
ティラピアとは
名前から想像できる通り外来種です。
しかしブラックバスやブルーギルと比べたら食用にもしやすく、昔は鯛の代用品としても扱われていました。
しかし鯛も昔ほど高価ではなくなり需要も激減。
今では九州や沖縄に数多く生息する魚です。
要注意外来生物
ちなみにティラピアは特定外来種ではなく要注意外来生物でいう区分。
なにが違うのか?
特定外来種で有名なのはスポーツフィッシングの対象となっているブラックバスですね。
他にも哺乳類等さまざまな生き物がカテゴライズされております。
この特定外来種は生きた状態での移動や飼育は禁止となっております。
例えば釣ったブラックバスを友人に見せる為に生きたままクーラーボックスに入れて移動するとその時点で犯罪になります。
非常に厳しい区分ですね。
それにたいして要注意外来生物とはどんなものか?
有名なのはアメリカザリガニです。
これは子供達が釣ったり飼育したりと身近な生物ですね。
ペットショップでも販売は普通にされております。
特定外来種よりも害が無いというわけではなく、被害報告が少ないという点で軽めのカテゴリーになっています。
しかしニジマスを特定外来種にするべきという動きもありますので要注意特定外来種だから安心というわけでもありません。
情報収集段階と言ったほうが良いでしょう。
ティラピアは比較的大型の外来種です。
しかしブラックバスのように特定外来種指定でないのは食性が関係しているのかもしれません。
ブラックバスは肉食性の大食らいです。
ティラピアも大きな身体ですのでそれなりに食べますが、藻類を中心とした雑食性になります。
雑食性は口にさえ入ればなんでも食べてしまう厄介者ではありますが、ブラックバスほど小魚を追っかけて食べつくすと言うこともありません。
ティラピアの場合は偶然見つけたエビなんかを口に入れるくらいでしょう。
しかし藻が減り、小型甲殻類を食べつくす可能性も少なくはありません。
それによって在来種が減るようであれば特定外来種への変更も無きにしもあらず、です。
ガサガサではなかなか捕まえるのも難しいので今度釣ってみようかと思います。
実はバス釣りも久々にやりたいお年頃。